<「気温」という言葉について>

<文末に追記がありますので、そこまで見ていただけると助かります>

お陰様でこのブログも徐々に見てくれる人が増えてきました。ありがとうございます。

何気なく思いつきで始めたのですが、その分、責任も重くなったと感じています。

そこで、折に触れてブログを読まれる方へのオリエンテーションをしたいと思っています。

今回はまず、「気温」の使い方から。

このブログで使っている「気温」という用語は本来の意味の「気温」とは違っています。
「気温」は文字通り、大気の温度ですから、直射日光でものの表面が温められる輻射熱の効果は除外して計測しないといけません。観測する場合は、「百葉箱」のような風通しがいい日陰で計るわけです。

しかし、「緑のカーテン」の効果を検証する場合には、厳密な「気温」同士を比較する意味はありません。なぜなら、「緑のカーテン」の効果はまさに、「日陰になる」ところによっているからです。

それでもあえて「気温」という表現を使っている理由は以下の通りです。

「気温」を使わない場合には、「温度」というよりほかにないような気がしていますが、「緑のカーテン」外の「温度」と表記すると「何の温度のこと?」と読み手に疑問を抱かせてしまいかねないと思っています。

また、日常会話で「気温」といった場合には、直射日光の影響を排除した概念ではありません。つまり当ブログにおける「気温」は、日常会話レベルのワーディングであるとご理解ください。

<追記>(2011年7月26日)
7月25日以降は、「気温」という表記は「気象業務法」に準拠した定義以外の場合は使わないことにしました。理由は、「このブログは法律違反なのか?!」で、説明しています。
このブログで測定しているものは、法律上の「気温」ではないので、25日以降は「温度」と表記するようにしました。

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