昨日はあまりの気温上昇に目を疑いましたが、本日はもう驚くことはありません。
まずは証拠の品から。

「緑のカーテン」外の最高気温は計測以来最高の42.6度(15:06)

一方、「カーテン」内の最高気温は32.1度。記録した時間は「カーテン」外と同じ15:06でした。
この結果、「緑のカーテン」の内外気温差はなんと10.5度になりました。これまでの計測とは次元の違う数字です。
「カーテン」内の記録も過去2番目で、かなりの暑さですが、それにしても、これほどの差がでるのは驚きです。何が起きているのでしょうか。
いくつかの仮説を考えました。
<「カーテン」外の気温が急上昇した理由>
1)直射日光による輻射熱が厳しくなった。
2)「カーテン」外に宙吊り状態になっている温度計のセンサーに対する日光の当たりかたが変化した。
<「カーテン」内の気温がそれほど上がらない理由>
1)強い直射日光にさらされなかった。
2)「カーテン」外の気温が高ければ高いほど、冷却効果は逓増する関係にある。
3)「カーテン」が育って、より冷却効果が大きくなった。
このうち、日光の当たり方が変化したという理由なら、実験の精度が悪いということになります。この場合は、むしろ一昨日までの最高気温が実際より低かったのかも知れません。
いずれにせよ、「緑のカーテン」の効果は驚くほど大きいということが示唆されています。
今後検証していきたいと思います。
「暫定方程式」は、説明力がさらに落ちたため、しばしお蔵入りします。もう少しデータがたまったら、もう一度構築してみたいと思います。
さて、本日のデータです。
| today | 計測地点の最高気温と記録した時間 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11/07/14 | ベランダの計測地点 | リビングルームの計測地点 | |||||||
| 日付 | カーテン外 | 時間 | カーテン内 | 時間 | 気温差 | サッシ | 時間 | 室内 | 時間 |
| 6月29日 | 38.3 | 14:37 | 34.1 | 14:37 | 4.2 | – | – | – | – |
| 6月30日 | 34.3 | 13:48 | 31.6 | 13:49 | 2.7 | – | – | – | – |
| 7月1日 | 36.5 | 13:44 | 32.1 | 13:54 | 4.4 | – | – | – | – |
| 7月3日 | 37 | 15:15 | 30.7 | 15:13 | 6.3 | – | – | – | – |
| 7月4日 | 33 | 15:27 | 30.5 | 14:25 | 2.5 | – | – | – | – |
| 7月5日 | 35.1 | 15:14 | 31.3 | 15:10 | 3.8 | – | – | – | – |
| 7月6日 | 38.7 | 15:24 | 32.6 | 14:38 | 6.1 | – | – | – | – |
| 7月7日 | 32.8 | 14:03 | 29 | 14:44 | 3.8 | – | – | – | – |
| 7月8日 | 29.4 | 13:47 | 28.1 | 11:29 | 1.3 | 28.8 | 13:46 | 28.7 | 14:09 |
| 7月9日 | 34.2 | 16:09 | 31 | 16:10 | 3.2 | 34.2 | 17:04 | 31.3 | 16:30 |
| 7月10日 | 35.3 | 14:39 | 31.5 | 14:41 | 3.8 | 34.1 | 17:04 | 31.5 | 16:50 |
| 7月11日 | 35 | 13:57 | 31.5 | 14:55 | 3.5 | 34.8 | 17:05 | 31.5 | 16:50 |
| 7月12日 | 35.4 | 14:58 | 31.8 | 14:58 | 3.6 | 35.6 | 16:24 | 31.4 | 17:21 |
| 7月13日 | 40.3 | 14:41 | 31.5 | 14:43 | 8.8 | 34 | 16:29 | 31.1 | 16:32 |
| 7月14日 | 42.6 |
15:06 | 32.1 | 15:06 | 10.5 |
35.1 | 16:26 | 31.7 | 16:27 |


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